こんにちは!
堺市北区北長尾町の商店街にある、らっく整体整骨院の高津です。
今日は耳鳴りについて話していきたいと思います!
実際には何も音がしていないにもかかわらず、耳の中で雑音が聞こえる状態を「耳鳴り」と言います。
急な気圧の変化などで感じる一時的な耳鳴りは誰にでも起こることがあり、特に心配することはないのですが、症状が長引き、日常生活に支障をきたすような場合には治療が必要となります。
耳鳴りの原因は、ストレス、疲れ、睡眠不足や騒音、筋肉の痙攣、加齢などがありますが、突発性難聴、聴神経腫瘍、メニエール病、中耳炎などの疾患が関係している場合もあります。
耳鳴りにはいくつかのタイプがあり、音には、「キーン」「ピー」という高音、「ザー」「ブーン」「ゴー」「ジー」という低音があります。
では、高音、低音で種類別に見ていきましょう。
⭐️高音の耳鳴り (キーン、ピー)
耳を塞ぐと音が大きくなるのが特徴で、電子音や金属音に似ています。
*メニエール病
突然、ぐるぐる回るような回転性のめまいが起こり、吐き気や嘔吐を伴う病気で、めまいの前後には左右どちらかの耳に耳鳴りや難聴、耳の詰まり感も伴います。
20~50代の女性に多く見られ、通常、一回のめまいは数分~数時間で治まることが多いですが、何度も症状を繰り返すのが特徴です。
内リンパ水腫という内耳の中にあるリンパ液の増えすぎが原因と言われていますが、原因は解明されていないようです。
*突発性難聴
急に片方の耳だけ音が聞こえなくなる難聴で、めまいや耳鳴りの症状も出てきます。なぜ片耳だけ聞こえなくなるのかはわかっていませんが、詳しい発症のメカニズムは不明ですが、ストレスと関連性があると言われています。
*老人性難聴
加齢が原因で聞こえが低下する難聴で、両耳の耳鳴りを伴うことがあります。
50~60代からの発症が多いですが、中には40代で発症するケースもみられます。
耳の内耳にある「蝸牛(かぎゅう)」という部分の「有毛細胞(音を感じる細胞)」が老化し、壊れてしまうことが原因で発症します。
*聴神経腫瘍
神経を包む細胞にできる良性の脳腫瘍で、中年女性に多く見られます。発症初期から片方の耳に難聴や耳鳴り、ふわふわとした浮遊性のめまいが現れ、時間と共に少しずつ大きくなることがあります。
*自律神経失調症
睡眠不足や疲れ、ストレスなどにより自律神経が乱れることで起こる耳鳴りです。短い時間で治まれば問題ありません。しかし耳鳴りが長時間続き、ストレスを感じたら治療が必要になる可能性があります。
*薬剤性難聴
耳に影響を与える薬剤(アスピリンなど)を飲むと、聞こえが悪くなり、浮動性めまいや耳鳴りが起こる場合があります。服用後、早い段階で両耳に症状が出るのが特徴です。
*音響外傷
コンサートやライブでの大音量や、イヤホン・ヘッドホンで長い時間音楽を大音量で音響で蝸牛の有毛細胞が障害され、聞こえが低下する難聴で、両耳の耳鳴りや耳の痛みを伴います。
⭐️低音の場合(ゴォー、ザー)
*メニエール病
高音ではなく、「ブーン」「ザー」というような低い音の耳鳴りが起きることがあります。
*中耳炎 耳管狭窄症
風邪などをきっかけに中耳や耳管など耳内の器官に異常が起こる「滲出性中耳炎」や「耳管狭窄症」を発症すると、低い音の耳鳴りが起こることがあります。
*低音障害型感音難聴
片側の耳が低音を聞き取りづらくなり、低音の耳鳴りがしてきます。20~40代の女性がかかりやすい傾向にあります。
めまいは伴わないのがメニエール病と異なる点で、突発性難聴より軽症で聴力の回復は早いのが特徴です。ただ、疲れやストレスが溜まっていると再発する可能性があります。
*肩、首の凝り、疲労、ストレス
低音の耳鳴りが肩・首こり、疲労やストレスでも現れることがあります。
その他にも、
耳垢が溜まったり、耳に虫が入った場合に「ガサガサ、ゴソゴソ」といった乾いた音の耳鳴りがしたり、
耳周りの筋肉の痙攣によって、
「ブクブク、ポコポコ、コツコツ」といった耳鳴りがする場合もあるようです。
こうしてみてみると、
病院でしっかりと検査して原因を把握することが重要ですが、
それでも良くならない場合は、自律神経の乱れを改善させたり、筋肉や関節のバランスをチェックして調整することが重要と考えられます。
鍼灸治療や吸玉治療によって血行を促進させ、自律神経の乱れを改善していくことも当院では行なっていますので、
耳鳴りの症状が改善されない方はそういった施術もしてみるのがいいと思います^_^